2016年5月16日月曜日

亡き祖父の教え「 ある家族の助かり 」より③


おはようございます。宗教家の須賀院崇徳( @TSugain )です。

先日の記事「亡き祖父の教え「 ある家族の助かり 」より①」からの続きです。亡き祖父の本『愛と真 優しさと厳しさ』より抜粋したものをアップさせていただいてます。

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亡き祖父の教え「 ある家族の助かり 」より③
『 愛と真 優しさと厳しさ 』5集に綴られています。

亡き祖父の教え「 ある家族の助かり 」より③
こちらは『 須賀院義雄師 教話集 』。

第四集第四節「 ある家族の助かり 」

ある時、真に悪い企みとは思うのでありますが、主人が、近所の青年に写真機を世話してやると言って、上田市の中央街にある大塚写真機店から、当時一万六千円の写真機を手付金としてたった千円だけ渡して、借り出しました。主人は日頃から写真を写すのが好きで、常にこの写真機店に現像や焼き付けを頼んで出入りをしていて、信用されていたのかも知れません。主人は、写真機店には「 ある人に写真機を世話するから、その人が写真機を買うか買わないか分からないが、とにかく一日貸してもらいたい 」と言って、品物を受け取ったのでございます。そして、近所の青年には「 一万六千円ではこの写真機は安い、こんなに立派に写るから 」と、自分の写した写真なども見せて、とうとう、写真機を売り付けて一万六千円の代金を受け取り、その金を持って、自分は新潟県のある町に飛んで行き、これは後になって分かったことですが、八百屋のお手伝いをしておったそうでございます。

家に残された奥さんは、二人の子供を抱えて勤めもできません。また、乳飲み子には乳も出ず、ミルクを買う金もありません。家賃も溜まって大家に「 出て行け 」と言われました。伝灯料を払えないので電気も止められました。また、子供のいたずらで、窓ガラスが割れても、ガラスを入れることもできないので、一時、板切れを打ち付けて風を防ぐというようなことで、家の中も荒れ屋敷のようになり、暗い日々でありました。

少し離れた塩田町に、主人の実家があり、主人のお母さんはHさんとおっしゃいました。その実家の庭先に行けば農家のことですから、土間にはじゃがいもが一杯ころがっており、また、泥の付いたゴボウなども置いてあったりするのですが、そのお母さんに、今の実情を話しても「 あんたの取り持ちが悪いから、うちの息子も直らないのだ。あんたのやり方が間違っている 」と、口一杯の悪口を言われ、怒鳴られてしまいました。「 血を分けた自分の息子が怠け者であるということを、親として百も承知していながら、私に対しては、一言もそれを伝えず、結婚させ、このように辛く当たり、私は全く立つ瀬がありません。『坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い』ということですか、その息子に対する嫁のやり方が悪いと言って、可愛い孫を背負って行きましたが、ついに、じゃがいも一つ分けてもらうこともできず、追い返されてしまいました 」と言われました。婦人は、残念で残念で、泣けて泣けて、どうしようもなかったそうです。

一日に三十円そこそこの稼ぎでは、親子三人がどうしても食べていかれません。近所の配給所では、前々の米代が溜まっていますので、米を売ってくれませんし、また、代金未納で恥ずかしくて行けません。そこで、遠く離れた本屋町あたりの配給所で、うどんか素麺の、鶏の餌にするような二センチか三センチの短い屑を、一キロいくらで買って来て、塩茹でしてお粥替わりに子供に食べさせるのでございます。上の女の子が、側で見ていて「 お母ちゃんも食べなきゃ嫌だ。お母ちゃんも食べなきゃ嫌だ 」と言いますので、子供が腹一杯になったのを見て、もし余れば、水増しして飲む、というような生活でした。子供が食べた後、何も残らない時は、子供が心配しないように、茶碗に箸の音だけをさせ、さらさらと食べるような振りをして過ごしたことも、何回となくありました。このような日々が続きましたが、どこにも頼るところがないのであります。
( 続く )

*『 愛と真 優しさと厳しさ 』第四集第四節「 ある家族の助かり 」より。

 この記事を書いた人
須賀院崇徳(すがいんたかのり)

*twitterでも毎日1回はつぶやいてます。


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