2016年5月24日火曜日

亡き祖父の教え「 ある家族の助かり 」より⑪


おはようございます。宗教家の須賀院崇徳( @TSugain )です。

先日の記事「亡き祖父の教え「 ある家族の助かり 」より①」からの続きです。亡き祖父の本『愛と真 優しさと厳しさ』より抜粋したものをアップさせていただいてます。

亡き祖父の教え「 ある家族の助かり 」より11
『 愛と真 優しさと厳しさ 』5集に綴られています。

亡き祖父の教え「 ある家族の助かり 」より11
こちらは『 須賀院義雄師 教話集 』。

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第四集第四節「 ある家族の助かり 」

三日目のことでございます。ちょうど、そのHさんが来ている時に、Yさんという年配の方が、高血圧で倒れた奥さんがおかげを頂き、喜んでお礼参りに参拝し、そのお届けをなさいました。「 ああ、Yさん、良かったですねえ 」と、お届けを受け、親神様にお礼を申して、「 おかげを頂きましたねえ。後々をお大切になさいますように 」と、お取次をさせて頂きました。

御祈念とお取次が終わった後、Yさんがお礼を出すという訳でもなければ、私から「 いくら包め 」という訳でもなく、格別のことは何もなく、そのままYさんが帰って行ったのを、Hさんはじっと見ていました。そして、Yさんが帰ってから、それまでかいていた胡座をちゃんと座り直して、初めて挨拶をされたのです。その挨拶の言葉は「この金光様の神様は、いんちきではありませんなあ」というものでした。私も「 やれやれ、大変なことを言う 」と思いましたが、「 ああ、そうですか。いんちきでないということが、研究してお分かりになりましたか 」と答えました。すると、本人から「 いや、なかなか良い話を聞かせてもらいました。これからは、私も時々参らせてもらいますから 」と言ってくれました。そして、その時初めて、私に挨拶をして帰って行きました。

有難いことです。奥さんが、なさることを神心でなさいますので、そのことが段々と主人の地肌に伝わっていったのであります。信心というものは「 良い話があるから行きなさい 」では、ついて来ないのであります。親が子に信心をさせようとやっきになっても、押し付けでは、子供は参拝したりはしません。「 親の背を見て子は育つ 」と申しますが、相手のことを、思って思って「 ああ、うちの主人は気の毒だ 」と思って、奥さんが神心でなさるその姿に打たれて、夫の心が変わってきたのであります。私は、大変有難いことだと思いました。親神様は、ずっと網を張っておられる、ということを思うのでございます。

このようにして、「この方の行は、水や火の行ではない。家業の業ぞ」と仰せられておりますが、その家業が何よりのお道の修行であります。Hさんには、会社に行っては、無くてはならない職工になるということが、親神様へのお礼だということを、しばしば申し聞かせておりました。

そのうち、Hさんも日曜日には、二人の子供を自転車の前と後ろに乗せまして、連れて参るようになりました。私も、子供が参れば、お下がりの飴や饅頭がある時は差し上げますと、子供も喜んで来るようになりました。

教会に来る回数も増えまして、一ヶ月半ほど経った時のことでございます。Hさんが勤めている工場は、元々、ある兄弟が経営をしていたのですが、利益分配のことで、兄と弟が、会社を分離して、それぞれに別会社を造ることになったのでございます。その時、兄の社長が、これと思うような信用できる職工に一ヶ月分の前月給を渡して、「 建物や機械類の準備などをして新会社を設立するまで、一ヶ月の給料を補償するから、どこの会社にも再就職しないで、家で待っていてくれ 」と頼みました。Hさんも、その職工の一人に選ばれ、一ヶ月分の給料の前渡しを受け取ったのでした。このことも、本人からお届けがありまして、私は「 実に有難いことだ。今まで、怠け者と言われていた、その本人から、そのように社長から見込まれるだけの職工になっておられたと聞かせて頂けるとは 」と、思いました。「 そうですか、そうですか。信用できる職工の中に入れてもらったあなたというものは、実に幸せですねえ 」と申し上げたことでございます。

(5)親神様の思し召し

このように、一ヶ月の給料の前渡しを受け取った翌日のことでございます。まったく、親神様の思し召しなさるということは、我々人間には計り知ることはできません。歩調を合わせるように、実母であるY乃さんが、高血圧で倒れた、という知らせがあったのでございます。次男のH雄さんが、怠け者で、あちらこちら放浪している時は「 しかたのない息子だ 」と言い、その嫁に対しましても、辛く当たるばかりで見向きもしなかった人です。嫁のS代さんが「 本当に、何とした情けのない母親であろうか 」と思ってきたのは、無理もないことであります。しかし、人間というものは、勝手なものといえば勝手なものですが、Y乃さんは「 近頃は、H雄も真面目にやってくれておるわい 」ということを、風の便りに聞きまして、大変喜んでいたのです。

そのお祖母さんが倒れるや否や、すぐ、その知らせを、教会にお届けに参りました。さほどひどくないとは言え、半身不随で、祖母の病状は、自由に立ち振る舞いが出来ない状態でした。すぐさま飛んで来て、お願いしたのでございます。それと申すのも、研究の三日目に、Yさんの奥さんが高血圧のおかげを頂いて、御当人がお礼参りに来られていた姿を思い起こしてのことでしょうか、自転車を飛ばして、お願いに参りました。この時は、もう、研究ではないのであります。今度は自分の問題です。本当に、真剣にお願いに来たのでございます。

御結界の前にひざまずいて「 先生、助けて下さい 」と、母親の快復のお願いをされるのでございます。私は「 ああ、親神様の御計らいというものは、実に有難い 」と思いました。ここで私が申し上げたいことは、「 天網恢恢疎てんもうかいかいそにして漏らさず 」と言われておりますが、親神様の御綱と言うものは、天地隅なく張り巡らされており、「天地一目に見ておるぞ」とおっしゃられておるのですが、H雄さんがその工場で働くようになり、社長から見込まれて、一ヶ月の前月給をもらって、その翌日、お祖母さんが高血圧で倒れたのでございます。私は「 ああ、有難い。おかげを頂いたなあ 」と、心に覚えました。それで、Hさんに「 あなたにとっては、絶好のチャンスを頂いた。お母さんが倒れて半身不随になり、家人はいろいろなことを言うかもしれませんが、あなたにとっては、尊いお母さんです。それに、一ヶ月分の月給は前もらっているのであるから、何も生活に心配はない。私は一つあなたにお願いしたいことがある。親神様のお願いと思って聞いて頂きたい。今お母さんに死別するようなことがあっては、申し訳無い。あなたがこれまでの親不孝の汚名を返上する機会は、この時以外はないのだと思って、一ヶ月の間、どうぞ、この際お母さんのところに入り浸りに行って、看病して親孝行して上げて下さい 」と頼んだのです。「 これは、御神米様ですが、お母さんにこれを煎じて飲ませなさい。また、医者に診てもらっても、一心に全快のお願いを親神様にいたしましょう。そして、毎日、日参をしておかげを頂きましょう 」と励ましました。

その日の午後に、奥さんもお届けに参拝して来たので「 永い永い間、あなたが辛抱に辛抱して来たその夫が、このように社長に見込まれて一ヶ月の前月給を頂いている。なんと良い夫になったことでしょう。夫が良くなって有難いことを思えば、あなたにも一つ聞いてもらいたいお願いがあります。前月給をもらっているので食う心配は要らないのだから、今日から夫婦二人で、実家に入り浸りにしてお母さんのお世話をして頂きたい。その時に、実家には、長男のお嫁さんがおり、二人の妹さんがおり、また三十歳になる出戻りの娘さんもいるので、『 お茶をあげましょう 』とか、『 お湯をあげましょう 』とか、『 食事をしましょう 』とかいうお世話をする人は沢山おり、女の手は十分間に合っています。しかし、一番皆がいやがるのが、下のお世話です。それで、あなたは、お母さんのお尻のところに、そっと手を入れて『 冷たいなあ。これは汚れている 』と感じたら、それが、あなたが親神様から頂いた修行だと思って、どうぞ、私に代わって、おむつの取り替えをしてくれませんか 」と、奥さんにも頼んだのでございます。奥さんも「はい、先生。そんなことくらいは、いと易いことでございます。夫がこのように喜んで何事もするようになってくれたということは、親神様のおかげです。親神様のお頼みとあらば、私は、喜んでそれをさせて頂きます」と返事をしてくれたのであります。
( 続く )

*『 愛と真 優しさと厳しさ 』第四集第四節「 ある家族の助かり 」より。

 この記事を書いた人
須賀院崇徳(すがいんたかのり)

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